今回は
”ダイエット中だけど甘いものが食べたい!”
というあなたのために、甘いものとの上手な付き合い方について考えてみました。
ダイエット中でも、どうしても甘いものやスイーツが食べたくなる事ってありますよね。
”食べちゃダメ”と思うとそのことばかり考えてしまったり。
我慢やストレスは余計に食欲を増進させてしまいます。
甘いものは心を癒し幸せな気持ちにしてくれるものですし、糖分も適量なら心と体の栄養になります。
だから食べたいときは我慢しないで食べた方が良いと思います。
でも食べすぎるとダイエットどころではなくなってしまいますよね。
わかっていても、食べたい、でも我慢、でもでも、でもー!というのが悩みのタネ。
私も元々食いしん坊で甘いものが大好きです。甘いものがやめられず食べまくっていた時期もありました。
今でももちろん好きですし食べることはありますが、以前より甘いものともちょっと距離を置いて適度に楽しめるようになったと思います。
甘いものとも上手に付き合うことができれば、ストレス無く、ダイエット成功に近づいていくことができます。
甘いものが食べたい!という時、食べてしまった時の対処法として、ぜひ参考にしてみてください。
甘いものの食べ過ぎはダイエットの大敵だと認識しましょう
スイーツは高カロリーなだけではなく、高脂質、高糖質のトリプルパンチ。
脂質も良質なものは必須栄養素ですし、代謝を高めてくれますが、スイーツやお菓子に含まれている脂質のほとんどは美容にも健康にも良くない質のもので、太る元。
糖質過多は血糖値を上昇させてインスリンが大量分泌され、脂肪を蓄えやすくなり、これも太る元になります。
また、糖分の摂りすぎは太りやすくなるだけでは無く、体内で糖化を起こし老化を爆進させてしまい、肌トラブルや病気の原因にもなりかねません。
食べ物によって体は変わります。
いくら運動を頑張っても、姿勢や歩き方を変えても、食事内容の質が悪ければ健康な体は作られませんし、ダイエットからは遠ざかってしまいます。
糖質は必要なエネルギー源でもありますし、適量であれば心と体の栄養になりますが、摂りすぎるとダイエットにも健康にも良くないということをしっかり認識しましょう。
うん。わかっていても食べたくなってしまうから困ってるんですよね。
では、その具体的な対処法を考えていきたいと思います。
カロリー&栄養バランスの良い食事をきちんと摂りましょう
まず基本的なこととして、食事内容を見直してみてください。
甘いものが無性に食べたくなってしまうというのは、もしかしたら栄養不足やエネルギー不足になっているのかもしれないからです。
その場合、小手先で食欲をごまかせたとしても一時しのぎに過ぎず、根本的な解決になりません。
結局最終的には食べてしまうことになり、痩せられないループに陥ります。
我慢→やっぱり食べちゃう→自己嫌悪→今度こそ我慢→やっぱり無理→ますます自己嫌悪→ストレスでやけ食い
と、何度も同じことを繰り返し、ストレスが溜まってしまいます。
ダイエットというと、とにかくやみくもに食事を減らして体重を落とそうと考えがちですが、これは不健康ですし、最もリバウンドを引き起こしやすい非効率なやり方です。
カロリー不足や栄養の偏りでエネルギー不足が続くと、体が飢餓状態と判断し「もっとエネルギーを補給して!」とサインを出し、食欲を増進させてしまうんです。
体としては緊急事態なので、最もエネルギーに変換されやすい糖分が食べたくなるというしくみです。
このような本能からの指令に抗うのは到底難しいもの…ついには過食に走ってリバウンド、と言う結果を招きかねません。
代謝が落ちているのでリバウンドするのもあっという間です。><
極端な食事制限で一時痩せたとしても、筋肉も落ち、しかも枯渇状態で摂ったエネルギーは余すことなく蓄えられてしまうので、代謝が下がって痩せにくい体質になってしまうんですね。
なので、まずそういった食欲を抑えるためには、しっかり栄養バランスの良い食事をとること。極端なカロリー不足に陥らないようにすることが大事です。
バランスの良い、満足度の高い食事がきちんとできていれば、気持ちもお腹も体も満たされ、間食をすることも減ります。
甘いものをしょっちゅう食べたくなると言うことも少なくなっていくはず。
まずはこの点を見直してみてください。
「きゅうりでも食べたい?」と自分に聞いてみましょう
甘いものが食べたくなったら、衝動的に口に入れる前に少し冷静になるクセをつけましょう。
実は、現代の私たちの生活の中では、本当にお腹が空いた状態で起こる「食欲」というのは、それほど多く無いんですね。
食べ物はいつでも手に入る状態で枯渇した状況になることはほとんどありませんよね。
”食べたい”という「食欲」の多くは、”美味しかった”という記憶、美味しそうなものを見たり匂いを嗅ぐことによって触発されたり、「習慣」や”なんとなく口さみしい”というところから起こるものです。
つまりあなたの中の「食いしん坊」のいたずらです。笑
また、糖質は中毒性が高いので、炭水化物や甘いものを常に食べたくなる人は「糖質中毒」の状態になっている可能性もあります。食べても食べてもまた食べたくなる状態ですね。
「糖質中毒」を改善するには、「糖質」の摂取を少しずつ減らして行くことが必要です。
なので、「今本当に食べたいのか」どうか、ちょっと考えてみましょう。
「きゅうりでも食べたい?」と自分に聞いてみてください。
甘いものではなく、きゅうりでも食べたいと思うでしょうか?
「きゅうりでもなんでもいいから、とにかく何か食べたい!」と思うなら本当にお腹が空いている証拠。
「きゅうりはいらないけど、甘いものは食べたい。」と思ったら、今は食べるべきではないと判断しましょう。
本当に枯渇した状態ではないからです。
甘いものに惑わされているだけかもしれないので一呼吸おいてみましょう。
水やお茶を飲んだり、深呼吸をするだけでも食欲が収まってしまうこともあります。
「食べたくなったら、ちょっと考えてみる。」こういったことを繰り返していくうちに、食べることに対して意識できるようになっていき、だんだん正しい選択ができるようになっていきます。
実は、この方法は私にもとても有効でした。
私もまさに甘いものやパン・ごはんが大好きな「糖質中毒」でした。
私の場合は、甘いものやパンが食べたくなったとき、「納豆でも食べたい?」という問いかけをしてみます。
我が家では納豆は冷蔵庫に常備してあるのでいつでも食べることができます。同じ食べるなら甘いものより栄養価の高い納豆の方が良いですしね。
でも納豆って甘いものとは対極にあるものなので「甘いものが食べたい」という時には、「納豆を食べよう」とは絶対に思わないんです。
なので、自問自答してみます。
冷蔵庫を開け、しばし「納豆」と向き合います。じーっと…。笑
お腹が空いてないときは、やはり納豆を食べたいとは思わないので、「今は食べない」という結論になり万事解決。
納豆を取り出しフタを開けてみるところまでいっても、「やっぱりお腹空いてないしやめよ…」と、お茶を飲んで事無きを得ます。
これで何度も食いしん坊の衝動を抑えることができました。
もちろん簡単に解決できたわけではありません。
一旦は納豆を食べ、そのあとでやっぱり甘いものも食べ、お腹いっぱいになって大後悔したこともあります。
(結局食べるなら最初から食べた方が良かったかも…笑。)
そんな失敗も何度となく繰り返しています。
人は失敗から学ぶものなんです。失敗して初めてわかることもあります。笑
とにかく、意識することを習慣づけましょう。
忙しいとお腹が空いていることも忘れてしまいますよね。
1日家にいると手持ち無沙汰でつい何か食べたくなってしまい、大して意識もせずそこらへんにあるものを食べてしまうこともよくありました。^^;
だから、できるだけ暇な時間を作らないというのも一つの有効な方法になりますね。
そして、ふと甘いものが食べたくなってしまったら「納豆と向き合う」。やはりこれが有効です。
なんかないかなーと冷蔵庫を開けると「納豆」が目に入ってきて、我に返ります。
好きなドラマを見るとき、コーヒーと甘いものを食べながら…というのが至福の時間だったりしますが、それをいつもいつもやっていると痩せることはできません。
ちょっと冷静になって、あったかいお茶だけにしても、ドラマに夢中になっていると甘いもののことは忘れてしまうものです。
多くの場合、その程度の欲望なんです、たぶん。
なので一呼吸置いて冷静になってみることが大事です。
関連記事 ダイエット成功のための食生活改善のコツ!”なんとなく食べ”をやめれば体型も変わるかも!
体を動かしてみましょう
「一呼吸置く」方法の活用形になりますが、甘いものを食べたくなったら口に入れる代わりに体を動かしてみましょう。
体を動かすことで気分転換にもなり、やっぱり食べなくても良いやと思えることもあります。
しかもこれ、すごくダイエット効果があります。
食べたらプラスになるところ、食べない+運動ですからね。
マイナス×マイナスの効果!
そう考えたら、食べてしまうよりかなり得した気分になりませんか?
体を動かすといってもハードな筋トレじゃなくても良いんです。
例えば家事をするとか、ストレッチや深呼吸(ドローイン)、スクワット10回だけ、など簡単なものでもOK。
”これをやってから、◯時になったら食べよう”と、少し先に伸ばす作戦も良いと思います。
とにかく、衝動的に食べるのをやめる。
我慢するのではなく、自分の意思で「今、食べるか食べないか」を判断してコントロールする癖をつけましょう。
人はストレスを感じることで食欲も起こるので、ストレスを溜めないことも大事。
体を動かしたり運動することは、気分転換やストレス発散に有効ですし、外出してしまう、と言うのも良い方法だと思います。
ただし、お腹が空いている時にスーパーに行くのは危険です。余計なものをいろいろ買い込んでしまう可能性があるので。
食べるときは、しっかりと味わって食べましょう
それでも、どーーーしても食べたい時もあると思います。
そのことで頭がいっぱいになってしまい、食べるまで頭から離れずイライラ・ソワソワ…
そんなときは食べましょう!
「食べよう」と選択したなら、しっかりと味わって食べることが大事です。
1度食べすぎてしまっただけでいきなり太ることはありませんし、「今食べるべき」と判断したのなら食べても良いと思います。
我慢が続きストレスを溜めてしまうと、かえって反動で食べすぎてしまうことがあります。
なので甘いものを適度に食べることでガス抜きにもなります。
自分で判断し、美味しく味わって食べたのなら満足度も高く、「今度はこうしよう」と気持ちを切り替えていくことができると思います。
「食べちゃダメ」と我慢するのではなく、自分の意思で選ぶという意識を持つことがポイントです。
そんなふうに日々意識していると、痩せるためにはどちらを選択する方が自分にとってメリットが大きいか?「どうするべきか」という正しい選択ができるようになっていきます。
5回のうち5回食べていたものが、3回、2回と減ってくればしめたもの。
また、自分なりにルールを設けるのも良いと思います。
- 1日1個だけ。
- 週末だけ。
- 運動(例えばスクワット30回)とセットにする。
などなど。
食べる時は、1つ(1粒)だけにするとか量を決めて味わって食べるのがポイントです。
毎日食べている人は、回数を少しずつ減らしていってみましょう。
できるなら糖分以外のものを選んでみるとか、セットにするというのもおすすめです。
チーズやナッツ、小魚、漬物、梅干しなどなど。
一口食べて温かいお茶を飲むと、結構お腹が満たされ、満足できるものですよ。
甘いものを食べてしまったときは…
甘いものを食べてしまったときの対処法としては、代謝を上げる工夫をするのが良いです。
●代謝を高める食事
- 栄養バランスを意識
- 野菜・果物・きのこ類・海藻類・豆腐・肉・魚などをバランス良く摂る。
- 炭水化物(ごはんパンなどの主食)、糖質を控えてカロリーを抑える。
甘いものを食べてしまった分、食事量を減らしてカロリー収支を合わせようと考えがちですが、その場合も食事内容が重要です。
総カロリーは同じでも、食事内容の質が悪いと余計太りやすくなってしまうので要注意☆
代謝を高めるためには、ビタミン・ミネラル、食物繊維、タンパク質、良質の脂質をしっかり摂ることが大切。
野菜、くだもの、キノコ、海藻類や肉、魚、豆腐などを摂るようにしましょう。
お菓子やスイーツ類は糖質と脂質が高く、これらの代謝を助けてくれる栄養素が野菜やタンパク質などに多く含まれているからです。
摂取カロリーを調整するなら、ごはんやパン、麺類などの量を減らして調整するのがベストです。
関連記事 ダイエットに効果的な代謝を高める食事法!重要な3つのポイント
まとめ・「自分で選んで食べる」という意識を持つことが大事。
●甘いものと上手につき合うコツ
- カロリーと栄養バランスの良い食事を摂る。
- 食べる前に一呼吸おき「今食べるか・食べないか」を自分で選択する意識を持つ。
- 食べると決めたら、量を決め、ちゃんと味わって食べる。
- 我慢やストレスを溜めない。
- 食べてしまったときは、その後の食事で炭水化物を減らしてカロリー調整し、野菜や食物繊維、タンパク質をしっかり食べる。
基本、栄養バランスの良い満足度の高い食事を摂ること。
→食べてしまったら、やはり食事でバランスを調整する。
結局「カロリーと栄養のバランス」←ここに帰ってきますね。^^
大げさかもしれませんが、人生は日々取捨選択の連続です。
ダイエットも同じ。痩せるか太るかも、日々の取捨選択で道が分かれます。
何を食べるか、どう食べるか、毎日無意識のうちに選択しているんですよね。
そこに意識を向けることで、その都度自問自答でき、冷静な判断ができるようになっていきます。
自分の中で目的が明確になっていくので、行動の方向性も一貫され、痩せるためにはどうすれば良いのか自然に行動できるようになります。
意識が変われば行動も変わります。
行動も変われば習慣が変わり、体型も変わります!
まずは、なんと無く食べる、衝動的に食べることをとやめ、自分の意思で選んで食べることを意識するようにしましょう。
しっかりと自分でコントロールできている意識が持てていれば、食べても罪悪感を持つことなく、また食べ過ぎが続いてしまうことも無くなり、ダイエット成功へ近づいて行くことができます。
ぜひ今から意識してみてくださいね。( ´▽`)